用語の解説


 ”引き込み現象”とは

人は脳波、心拍、息づかい、運動時の筋肉の同期などに常に生体リズムを伴っている。これらの生体的なリズムは自分とは異なる外界から、感覚器官を通して与えられる周期的入力に影響を受け、その内外のリズムの間に同調現象(この同調現象は一般的に「引き込み」と呼ばれている。)を生じることが、発達心理学の分野などで証明されている。【1】【2】【3】
母親と抱いた赤ちゃんの心拍が同じ周期になったり、聴いている音楽のリズムの周期に合わせて無意識に運動リズムが変ったりするのもこの現象です。

 この「引き込み現象」を応用した研究が様々な分野で行われており、人と外部環境を結ぶ重要な手段として今後実用化されていくと考えられる。研究例としては“歩行者に対して聴覚から周期的音入力を与えることに歩行の安定化を行った研究”【4】、“人間-ロボット間のコミュニケーションにおける引き込みを起こさせる動作リズムの研究” 【5】や“音楽的ビートや映像的ビートの知覚に及ぼす局所的な「引き込み効果」の研究”【6】などがある。

【参考文献】
【1】渡辺富夫 1999 コミュニケーションにおける引き込みと身体 NeonatlCare.Vol.12,No.2,122-128
【2】Condon,W.S., & Sander, L.W.1974,Neonate movement is synchronized with adult speech.Science,Vol.183,99-101
【3】清水 博 1992 生命と場所 NTT出版、13-78
【4】渡邉淳司 2001 歩行周期の誘導 日本バーチャルリアリティー学会弟6回大会論文集
【5】小笠原 嘉靖 2004 The Annual Conference of the Japanese Society for Artificial Intelligence 2B3-05
【6】長嶋洋一 音楽的ビートが映像的ビートの知覚に及ぼす引き込み効果 日本音楽知覚認知学会平成15年度春期研究発表会資料 19-20 2003


 ”脳波/アルファ波”とは

人間の脳波と生理的・心理的状態には密接な関連があり、リラックス状態ではα波(10Hz前後)、アクティブな時にはβ波(20Hz前後)、眠い時にはθ波(5Hz前後)が観測されます。オマモリズムで使用する周波数域はα波領域より低いあくまで、人が日常で能動的にリズムを取る周波数域(0.4〜6.5Hz)を使用しており、に市場に多数あるα波に脳波を引き込む商品とは作用が異なります。